nami社会保障通信
社会保障政策(年金・医療・介護・生活保護・雇用・少子化対策)の解説や意見
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「骨太の方針2007」解説(4)-少子化対策・再チャレンジ支援策
「第4章 持続的で安心できる社会の実現」では、次の世代に自信を持って引き継げる社会をつくるために1.環境立国戦略、2.教育再生、3.少子化対策の推進・再チャレンジ支援、4.質の高い社会保障サービスの構築、5.治安・防災、エネルギー政策等の強化、6.多様なライフスタイルを支える環境整備に取り組むとしています。
「3.少子化対策の推進・再チャレンジ支援」を中心に少子化対策と再チャレンジ支援策をまとめました。少子化対策は、仕事と子育ての両立を可能にするワーク・ライフ・バランスの実現や多様で弾力的な保育サービス、地域の子育て支援サービスが中心政策です。再チャレンジ支援策は、すべての若者に、1人の人があらゆる悩みに対応し、訪問支援やネットワークを構築し早期に対応するという一貫した支援策が中心です。

第4章 持続的で安心できる社会の実現

3.少子化対策の推進・再チャレンジ支援
(1)少子化対策の推進
少子化対策については、国や社会の存立基盤に関わる最重要政策課題であるという認識の下、「『子どもと家族を応援する日本』重点戦略検討会議」中間報告に示された基本的考え方に基づき、平成19年内に重点戦略を策定するなど、取組を強化する。

(1) ワーク・ライフ・バランスの実現
今後の人口減少社会における子育て世代の就業促進等による労働力確保と、結婚や出産に関する国民の希望の実現による出生率回復の要請とを同時に満たすため、「憲章」及び「行動指針」を策定し、社会全体でワーク・ライフ・バランスを推進する。
(2) 包括的な次世代育成支援の構築
様々な働き方・ライフスタイルに対応し、特に3歳未満児に対する家庭的保育(保育ママ)や事業所内保育施設を含めた多様で弾力的な保育サービスの拡充、地域の子育て支援サービスの面的整備を進めるとともに、育児休業から保育への円滑な移行など利用者本位の切れ目のない支援を提供できる包括的な制度的枠組みを構築する。あわせて、児童虐待や障害など困難な状況にある子どもや家族に対する支援の強化を図る。
(3) 施策の点検・評価
利用者の視点に立って施策の有効性を点検・評価するための手法を開発するとともに、それに基づき、数値目標の見直しを含む「子ども・子育て応援プラン」の改定等を進め、PDCAサイクルを定着させることにより、効果的かつ計画的に施策を遂行する。
(4) 少子化対策の財源
有効な少子化対策の実施のためには、一定規模の効果的な財政投入の検討も必要であると考えられる。この場合、次世代育成支援の財源については、税制改革や社会保障制度改革の中で総合的に検討を進める必要がある。また、次世代の負担によって費用を賄うことのないよう、現時点で手当しなければならない。個別施策の実効性や現物給付・現金給付のバランスに配慮しつつ、諸外国の企業拠出を含めた財源措置も参考にしながら、実効ある持続可能な家族政策のための財源規模や負担の在り方について、税制改革の議論と並行して国民的議論を行う。

関連資料
「子ども・子育て応援プラン」(平成16年12月24日)

(2)再チャレンジ支援
勝ち組と負け組が固定化せず、働き方、学び方、暮らし方が多様で複線化している社会、すなわち、チャンスにあふれ、誰でも何度でもチャレンジが可能な社会を創り上げる。

(1) 再チャレンジ支援総合プラン
「再チャレンジ支援総合プラン」と「再チャレンジ支援策の今後の方向性」に基づき、次の事項を中心に引き続き再チャレンジ支援を一体的かつ総合的に推進する。
地域において支援を必要とする若者を対象
すべての若者に対応、1人の人があらゆる悩みに対応、アウトリーチ(訪問支援)、ネットワークの構築、早期の対応、という5原則の下、支援を拡充する。
二地域居住やUJIターン等の暮らしの複線化
社会的気運の醸成、民間ビジネスとしての展開、地域における活動の場の提供、地域の受入れや交流促進のための仕組みの整備等の取組を強化する。

(2) キャリア教育
すべての若者が主体的に進路を選択することができるよう、「キャリア教育等推進プラン」に基づき、関係施策を推進する。

関連資料
「再チャレンジ支援総合プラン」(平成18年12月25日)
「再チャレンジ支援策の今後の方向性」(平成19年5月31日)
「キャリア教育等推進プラン」(平成19年5月29日)


参考資料
経済財政改革の基本方針2007 ~「美しい国」へのシナリオ~

骨太の方針2007解説
「骨太の方針2007」解説(1)-概要
「骨太の方針2007」解説(2)-成長力加速プログラム
「骨太の方針2007」解説(3)-医療・介護制度改革
「骨太の方針2007」解説(5)-持続可能な社会保障制度

関連エントリー
再チャレンジ支援総合プランの内容
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テーマ:少子化問題 - ジャンル:政治・経済

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早期教育の種類幼児教育・就学前教育:たとえば小学校に就学する前に文字の読み書きや、計算について教育するなどのこと。小学校受験のために幼児教室に通ったりすることも含む。公文式(くもんしき)、七田式(しちだしき)などがシェアを誇っているが、その弊害も指摘され 子育てのうんちく【2007/07/19 02:43】

プロフィール

赤澤 波

Author:赤澤 波
社会保険労務士・Wikipedia年金分野編集者 
社会保障の理念は変動する社会の中で国民のセーフティネットを確立すること。
自由主義の社会福祉国家の社会保障政策を考えます。
詳細プロフィール(http://d.hatena.ne.jp/nami-a/about)

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